本日は祝日です。
休場中の日本市場ですが、一週間ぶりに上海市場がオープンしました。

週明けの上海市場に要注目、火曜日には日本市場は屍の山か?


どれだけ上海市場が暴落するかが注目されましたが、結果は3.72%の暴落となりました。
これは日経平均に例えると、約900円の暴落に相当します。
本日は上海市場の値動きを注視しておりましたが、2%前後で寄ったところから、一時的に値を上げましたが、すぐに力尽き、だらだらと下げていきました。市場参加者が逃げ場を探して必死で売りをしている、そんな値動きでした。中国では空売りが規制されており(大口の売りも)、マーケットコンセンサスが一日では反映されずらい市場環境です。ですので、何ら反発せずにだらだらと下げて終わった本日の展開は、翌日以降の下落を連想させます。

SH

また、中国市場が閉まった後は、イタリアの財政不安から、ドル円が大きく値を下げました。

ITALIA

USDJPY


これをうけて日経平均CFDは、先週金曜日の終値である23,783円から300円近く値を下げ、現在23,500円付近の値をつけています。

NK

本日の値動きで注目すべきことは、上海が下げようがダウが下げようが、ドル円が下げようが、決して反応しなかった日経平均が、世界中のリスクに対して「敏感」に値動きしていたことです。
23,000円を秒速で駆け抜け、世界の株高を主導してきた日経ですが、今度は世界株安を主導するように思えてなりません。また、今までの無理な上げ方をみると、連休のタイミングで暴落を仕込んできたことをみると、火曜日は大人が容赦ないことをしだすように思います。
また、ユーロ円が急激に下がっていますが、これはユーロが値下がるのと同時に円が値上がりしているためです。全体的なドル高の中での円高は、典型的なリスクオフの兆候で資金が安全資産の円に逃げていることを意味します。

また、中間選挙が近づいてきた米国ですがトランプをよく思わない「エスタブリッシュメント」はネガティブニュースを量産してくるでしょうし、

米紙、トランプ一族の巨額脱税疑惑を報道 税務当局は調査へ
https://www.bbc.com/japanese/45728378


対するトランプも中国への強硬姿勢を崩さないでしょう。

ようは、ネガティブなネタに対して敏感となった日経ですが、あとは「大人」の意思次第で自由に相場を動かせる環境になっているということです。

いまだ日経平均は高値圏であり、これから来るバブルの崩壊を考えると、現物や投資信託の積み立てはお勧めできません。CFD等のツールで資金管理をしっかりとし、長期でのショートポジションを持つことをお勧めします。

一時的な値動きに惑わされずに、世紀のマネーショートを楽しみましょう。